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BUZEN【心と思考を磨く】虚堂和尚 心の病

執筆者の写真: buzen03buzen03

更新日:2023年9月7日

西洋思考と一神教の矛盾と限界。合理的で解り易い屁理屈と論理展開。

【心と思考を磨く】

 一神教の原理と宗教指導者(権力者)の教え、そして侵略と殺戮の正当性の弁明。

他宗教は悪魔であり、その信者は人間に有らず家畜同然/虐殺容認。これらの考え方の下で、十字軍遠征や大航海時代(数々の文化と文明の破壊と殺戮と隷属支配の時代)を経た現在でも思考の隅に歴然と存在する

欧米白人種に多い、優生意識による差別的思考:有色人種は、劣ると云う考え。


虚堂和尚 南宋の時代、1185~1269年 臨済宗の禅僧。


十戒


壱.病は自分を信ぜず、外に向かって仏を求め法を求むところにある。


弐.病は得か損かとその是非を分別するところにある。


参.病は自分の見識に偏執するところにある。


四.病は限られた見識に陥り広大無辺な大道を見ることが出来ぬところにある。


五.病は方便のはたらきに囚われ、そこから抜け出られぬところにある。


六.病はわずかばかりの小悟に満足して大悟徹底を望まぬところにある。


七.病は行脚の根をもたず広く名徳善友を訪ねないところにある。


八.病は正伝を尊び傍出を軽んじ、同門を重んじ別派を軽んずるところにある。


九.病は地位や容貌に囚われるところにある。


十.病は自分が一番偉いと思い、

       一生それで終わり少しも得るものがないところにある。



 西洋人の優位性だけの理論/論破法に限界を感じた人達が、自身の心の安定性を求め始めている。だから心の平安を求め宗教では無く、日本の精神性に引き寄せられている人達が増え続けている。日本の仏教の始まりは輸入である。但し、文字を始め思考や宗教も大陸とは違う独自の進化を今に伝えている。その根底には縄文時代からの土着の自然崇拝文化=八百万の神々の信仰心がある。これは宗教心とは別物である。


 中共国では過去に何度も仏教や儒教が途絶え、近くは文化大革命の10年間、仏教と儒教が完全に途絶えた。そして多くの関係者が強制的に還俗及び粛清対象となった。又、元々道教が根強く盛んだった朝鮮半島においては、李氏朝鮮時代に人が容易に踏み込むことが出来ない山間部以外、宗主国の威に従い儒教を取り入れ仏教寺院は悉く破壊された。その難を逃れ宝物と共に日本に渡ってきた者や、廃棄されたものが日本に漂着した物もあっただろう。今では、道教まがいのキリスト教が盛んな様子。        

 

 日本では愚かな明治政府が欧米を真似、神仏習合が恥と思い各地域で民衆に一部破壊行為を強制した。しかし、多くの国民の心まで破壊することは出来ず、脈々とその心は今でも受け継がれている。また、千数百年以上続く寺院や4~500年以上続く寺院は日本では当たり前の事。

 


制作 / Photo:無然


BGM:Free

曲名:おぼろ月

管理者:ANDY / 音の園

Comments


絵士〆無然 BUZEN03

無然 / BUZEN03

    国粋主義は国を滅ぼし、グローバリズムは国を衰退させる。

    アートと思考とこの国と、日本人としての生きるヒントに成れば幸いです。​

    ​​尚、掲載文に関しては下書き無しで書いておりますので、随時編集する場合があります。

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